- 猫を飼うには何を準備したらいいの?
- 一人暮らしで猫を飼うときに必要なものは?
人が快適な生活を送るのと同じく、あなたの猫が快適にすごせるために、必要な生活用品があります。
一人暮らしで初めて猫を飼うとなると、何を準備したらいいのか、途方にくれていませんか?
何が必要なのか、どれを選べばいいのか、調べだすとさらに分からなくなり、「結局どうしたらいいの⁉」と結論が出せず…なんてこともよく耳にします。
安心してください。わたしも一人暮らしを初めて猫をお迎えしたときは、どうしたらいいのか困っていました。
そこで、これから一人暮らしで猫を飼う人が迷わないため、猫の専門資格をもつわたしが厳選した、おすすめグッズをご紹介します。
【必要なもの】猫グッズ11選
猫を飼うために必要なものがあり、生活必需品とされる猫グッズは、以下の11選です。
どれも、猫と一緒に暮らすための必要品になります。
①ケージ
初めて猫をお迎えしたときは、部屋の環境に慣れるまで、猫の生活場所はケージ内が中心となります。
他にも、長時間留守番させている間に室内でケガやいたずらの心配がある場合も、ケージに入れることがあるため必要なものです。
我が家は一人暮らしなのになぜか3LDKの広さがあるので、ケージは3段で大きく、高さのあるものを選びました。
理由として、キャットタワーのような上下運動が出来ると考えたからです。
基本的に、一人暮らしの部屋に設置できるタイプのものを選ぶことをおすすめします。
我が家のケージはどちらもコスパ最強でおすすめです!
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▶一人暮らしで猫用ケージが必要な理由については、こちらの記事で解説しています。
②キャリーバッグ(リュック)
動物病院へ連れて行ったり、実家への帰省のときの移動用として、キャリーバッグ(または、キャリーリュック)を常備しておきましょう。
私は、両手が空くリュックタイプをおすすめしています。
キャリーバッグが苦手な猫は多いので、普段から部屋に置いて、自由に出入りできるように設置しておくとよいです。
我が家のキャリーリュックは肩の負担も軽減されます!
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③トイレ
猫用トイレは多くの種類が販売されていますが、猫の体形や好み・あなたの生活環境によって最適なトイレを選んであげましょう。
きれい好きな猫にとって、不衛生なトイレを嫌がります。
トイレの数は基本的に、【頭数+1個】が目安とされていますが、一人暮らしだと場所に制限される場合が多いですよね。
トイレについては、いろいろな選択肢がありますので、別記事で詳しく紹介していきますね。
④トイレ砂
初めてトイレ砂を選ぶときは、数種類の砂を用意し、あなたの猫にトイレ砂を選んでもらいましょう。
トイレ砂もトイレと同じく、猫によって好みが分かれるためです。
おしっこの吸収力が一番高いと言われるのが【鉱物系】ですが、誤食の危険性を考えると、吸収力は劣りますが安全性が高い【おから系】になります。
【鉱物系】 | 【おから系】 | |
---|---|---|
メリット | おしっこの吸収力が高い すぐに固まるので衛生力も高い | 食べても問題ない (※大量摂取を除く) |
デメリット | 誤食すると危険 | おしっこの吸収力が弱い 固りづらいのでやや不衛生 |
排泄後のトイレ掃除が長時間出来ないことを考えると、どのタイプのトイレ砂を選べば最適なのか、難しいところです。
⑤キャットフード
栄養バランスの摂れたキャットフードを、出来れば数種類与えましょう。
私はドライフードのみを与え、ウェットフードはたまのご褒美”ちゅーる”以外は与えないようにしています。
理由は、ウェットフードを与えることで歯槽膿漏になりやすいからです。
猫の専門資格をもつ私がたどり着いた最強メニューは、下記の記事をご覧ください。↓↓
▶猫の資格を2つ持つ猫LOVEな私が与えている猫餌の最強メニューをレビューします!
⑥フードボウル/水飲み器
あなたの猫がご飯や食べたり、お水を飲んだりするための食器を用意しましょう。
猫用の食器は、猫が食べやすい・飲みやすい高さで作られているためです。
体長や体形によって多少誤差はありますが、人間用の食器を使うのは、おすすめしません。
ちなみに、我が家の猫食器は、ほとんど『猫壱』さんです。
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⑦掃除道具
きれい好きな猫のため、掃除道具をそろえましょう。
掃除道具を使う目的の一部として、
- 排泄物の片づけ
- 嘔吐物の片づけ
- トイレ本体の掃除
などが挙げられます。
衛生面からも、常にきれいな状態にすれば、病気予防にもつながります。
最近は100均で売っている猫グッズも優秀な商品があります。
上手く活用すればコストダウンできますので、おすすめです。
ちなみに、ウェットシートや洗剤は猫用の商品を選んで使ってください。
⑧ブラッシング用ブラシ
あなたの猫の被毛をブラッシングするためのブラシを用意しましょう。
毎年3月と11月ごろの時期は【換毛期】といって、通常の約10倍の毛が抜けます。
猫が自分で毛づくろいをすると、大量の抜け毛を飲み込んでしまうので、嘔吐の原因になってしまうのです。
出来るだけ毎日ブラッシングして、表面についた抜け毛を取り除いてあげてください。
猫とのコミュニケーションにもなります。
⑨おもちゃ(猫じゃらし等)
あなたの猫のストレス発散やコミュニケーションツールとして、猫じゃらしなどおもちゃを用意してあげましょう。
おもちゃは大きくわけて、2種類あります。
- 猫一匹で遊べるおもちゃ
- 飼い主であるあなたと遊ぶおもちゃ
一人暮らしで猫を飼う場合は、長時間お留守番させてしまうため、猫が遊べるおもちゃは必ず準備してあげてください。
ストレス発散や運動不足解消は、健康面においても必要です。
⑩爪切り
定期的に爪を切るため、猫用の爪切りを用意しましょう。
猫の爪とぎだけでは伸びすぎてしまい、爪を切らずに放置すると、毛づくろいで自分の皮膚を傷つける可能性があります。
また、傷口から感染症を引き起こす場合もあり、危険です。
- 「爪切りが苦手」
- 「猫が動くから爪切りが怖い」
このような飼い主さんは、かかりつけの動物病院を活用してみてはいかがでしょうか。
病院によって価格帯は違いますが、1回数百円で猫の爪を切ってもらえます。
⑪爪とぎ
あなたの猫が爪を研ぐ場所として、爪とぎを用意してあげましょう。
狩猟動物の名残が今も残っていて、狩りをするため、常に爪を研ぐ習性があるためです。
もし爪とぎを用意していないと、床や壁・家具などで爪を研いでしまい、室内がボロボロになってしまいます。
賃貸住宅だと、退去費用にも関係してきますし、出来るだけ避けたいところ。
爪を研ぐことで、自分のニオイをつける役割もありますので、必要グッズです。
ちなみに、我が家では麻紐と段ボールの爪とぎがありますが、素材の違いはほとんどありません。
※段ボールの爪とぎは、周辺にゴミが散乱するので掃除回数が増えたぐらいでしょうか…。笑
一人暮らしで猫を飼う人へおすすめグッズ4選
猫グッズの中でも特に、【一人暮らしで猫を飼う人】におすすめしたいグッズが、以下の4つです。
飼い主であるあなたが、安心して外で働けるグッズになります。
⑫猫用自動トイレ
あなたの猫が留守番の間、飼い主であるあなたに代わってトイレを掃除してくれる、猫用自動トイレをおすすめしています。
室内の温度は、1年を通して猫が過ごしやすい温度設定にしますが、それでも夏場はとくに長時間汚れたトイレを放置すると寄生虫が発生しやくなります。
放置された愛猫の排泄物のニオイが部屋中に充満しますし、猫はたとえ自分の排泄物であっても、掃除されていないトイレにストレスを感じやすいです。
あなたが帰宅したとき、さわやかな空間を保ちつつ、お留守番していた愛猫も快適な部屋でお迎えしてくれるためのグッズなのです。
▶一人暮らしで留守中にも猫のトイレ掃除してくれる自動トイレについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⑬健康管理できるトイレ【トレッタ】
「猫用自動トイレはちょっと不安…」という飼い主さんには、トイレ時の健康管理ができる【トレッタ】をおすすめしています。
日々進化していて安全性が格段に高くなった猫用自動トイレですが、機械の不具合で問題発生…なんてことを想像してしまう飼い主さんには難しいかもしれません。
飼い主さんの留守中に問題が起きても、すぐに対応ができないもどかしさを考えると、猫用自動トイレより【トレッタ】がおすすめです。
愛猫がトイレを使うと飼い主さんのスマホへお知らせしてくれる【トレッタ】は、一人暮らしで留守の時間が長くても、安心して仕事に集中できるグッズになります。
【トレッタ】はトイレ掃除はしてくれませんが、留守番中の愛猫のトイレ時の様子や排泄物から健康チェックができるので、是非ご検討ください。
▶猫用自動トイレの安全性については、こちらの記事で詳しく解説しています。
⑭自動給餌器
一人暮らしで帰宅時間がバラバラになっても、あなたの猫が規則正しい食生活を送れるため、自動給餌器の導入をおすすめしています。
食事時間が日によって変わると、あなたの猫の健康面だけでなく、飼い主であるあなたも心配になりませんか?
仕事をしていても、「今日は帰りが遅くなりそう…ご飯遅くなるけど大丈夫かな?」「お腹すかせていないかな?」など、心配のあまり、仕事のミスへも繋がりかねません。
仕事に集中するためにも、規則正しい食生活が送れる自動給餌器は、安心できるグッズです。
⑮ペット見守りカメラ
あなたが通勤中や仕事中に、いつでも猫の様子を確認できるペット見守りカメラをおすすめしています。
留守番中の様子で異変はないだろうか…など、飼い主さんの目で直接確認できれば、安心して仕事にも集中できると思うのです!
万が一、心配な様子が映ったとしても、【あなたの声を聞かせる機能】がついたタイプもあります。
大好きな飼い主さんの声を聞いて落ち着くことも多いため、あなたが心配性であれば、見守りカメラの活用を是非ご検討ください。
あると便利な猫グッズ12選
必ず必要ではないけど、”あると便利な猫グッズ”は、以下の12つです。
予算に合わせて、ご検討ください。
⑯キャットタワー
あなたの猫が留守番中でも運動できる、キャットタワーの設置をおすすめしています。
一人暮らしの部屋に設置スペースがある間取りであれば、検討してみてはいかがでしょうか。
猫の運動は、昇り降りする【上下移動】だからです。
我が家では、見た目の可愛さで一目惚れして選びました↓↓
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キャットタワーの種類には、爪とぎやハウス・ハンモックなどの付属品がついているタイプも販売しています。
⑰ちゅーる
ご褒美用として使えるちゅーるを常備しておくことをおすすめしています。
ちゅーるはごはん用とおやつ用の2種類がありますが、今回紹介しているのは、【ごはん用】のちゅーるです。
猫にとって嫌なこと(例えば、病院での検診や爪切りなど)を実行したあとのご褒美として、ちゅーるを与えることで、嫌な記憶を忘れてもらいます。笑
本当に忘れているかは不明ですが、頑張ってくれたことに対して、きちんと褒めてあげましょう。
⑱猫ベッド/ちぐら/猫ハウス/段ボールハウス/ハンモック
あなたの猫がリラックスして眠れる場所として、猫ベッドやちぐらなどの設置をおすすめしています。
猫は、お気に入りのものに自分のニオイをつけることで、安心するためです。
留守中の飼い主である、あなたのニオイがない部屋ですごすことに、不安に感じる猫もいます。
8時間以上留守番をするわけですから、飼い主さんも安心して業務に集中できるように、快適にすごせるようなグッズを与えましょう。
ちなみに、我が家ではコストコで購入したサークルベッドを使用しています。
しっかりした作りで型崩れしないので、我が家の猫も安心してくつろげているようです。
⑲猫こたつ
冬場の寒い日に、飼い主さんの留守中のエアコン代を節電するため、猫こたつの設置をおすすめしています。
猫こたつはご存じの方もいらっしゃいますが、その名の通り、人間用こたつの「猫版」です。
こたつ内にはヒーターもつけられて、最近では種類も多くなってきました。
サイズや毛布の柄など、どれを選んだらいいのか迷ってしまうほどです。
⑳洗濯ネット
猫の体格に合ったサイズの洗濯ネットの準備をおすすめしています。
病院へ連れていく時や爪切りなど、あなたの猫に苦手なことをするとき、洗濯ネットに入れるとなぜか落ち着くのです。
(落ち着く理由については、別記事で解説しますね。)
臆病な子にはとくに、洗濯ネットがあるだけで扱いやすくなります。
猫用のネットも売ってますが、毎日使うものではないので、100均の洗濯用ネットで十分です。
我が家も、猫の体形に合ったサイズの100均の洗濯用ネットを購入して使っています。
動物病院でも推奨されているので、万が一のときのために是非‼
㉑猫草
毛づくろいで舐めた毛を体の外に吐き出すため、猫草をおすすめしています。
猫が毛づくろいで舐めた毛は通常、うんちに混ざって排泄されますが、胃の中で溜まったままだと突然吐くことがあります。
飼い主さんの留守番中に吐かれると心配になりますが、猫自身はスッキリしていることが多いです。
帰宅後の掃除を考えると、日頃からブラッシングして舐めるまえに余分な毛を取り除く方法もあります。
㉒脱走防止柵
猫が室内から外へ飛び出さないよう、脱走防止グッズの設置をおすすめしています。
飼い主さんの帰宅時に玄関を開けた瞬間、脱走した…なんて話をSNS投稿でみかけることがあります。
「外へ出ることはない」と思っていても、意外なところから脱走を図ることもあるんですよ。
我が家では、脱走防止柵や網戸ロック・とびらロックなど設置していますが、人間が通るたびにロック解除する手間が難点です…。
㉓猫用シャンプーシート
猫の毛を清潔に保つため、猫用シャンプーシートをおすすめしています。
お風呂に入る必要がない猫ですが、耳の中や肉球など汚れがつく部分があります。
しかし、水が苦手な猫をお風呂に入れることでストレスをかけてしまい、大変です。
そこで、市販の猫用シャンプーシートを使って、定期的に猫のからだを拭いてあげましょう。
㉔首輪
猫は普段散歩をしないので首輪は必ず必要ではありませんが、脱走時の対策として首輪の装着をおすすめしています。
首輪をつけておけば、万が一脱走しても【飼い猫】であることが一目でわかるからです。
飼い主さんの連絡先(住所や電話番号など)を書いておけば、保護した方から連絡が入るかもしれません。
おしゃれとして猫に首輪をつける飼い主さんもいますが、嫌がる子には無理につけるのはやめましょう。
㉕ハーネス
実家に帰省するなど、あなたが猫と一緒に外出するときは、ハーネスをつけることをおすすめしています。
突然、外に連れ出されたことでビックリして、逃げないようにするためです。
ハーネスで猫の動きを制限することで、飼い主さんから離れないための大事なグッズです。
外で迷子にならないためにも、日頃からハーネスをつけれ慣らしておくとスムーズにつけられます。
㉖ペット保険
万が一の病気やケガに備えたい飼い主さんには、ペット保険をおすすめします。
あなたの猫が一生を終えるまで、使わないことが一番良いですが、”お守り”として加入されるケースが多いです。
高額な医療費が発生しても、保険適用されれば、飼い主さんの金銭的負担の軽減にもつながります。
㉗マイクロチップ
あなたの猫が迷子になってしまっても、見つかる確率が高くなるマイクロチップをご紹介します。
飼い主さんの情報を入れたマイクロチップを猫に装着し、識別番号をつけることで、個体識別で管理できるようにするためです。
環境省の管轄である【動物の愛護及び管理に関する法律】第4章の3”犬猫の登録”で、2022年6月1日から施行されましたが、一般飼い主には強制ではありません。
令和4年6月1日より、犬猫等販売業者については取得した犬又は猫への個体識別のためのマイクロチップの装着が義務付けられ、一般の飼い主等についても所有する犬又は猫へのマイクロチップの装着の努力義務が課せられます。また、所有する犬又は猫にマイクロチップを装着した者は、当該犬又は猫について飼い主情報、マイクロチップの識別番号等を環境大臣に登録することが義務付けられます。
環境省「報道発表資料」より
マイクロチップについて、詳しくは環境省ホームページをご覧ください。
まとめ
この記事では、一人暮らしで猫を飼い始めるためにおすすめするグッズ27個について、解説しました。
日中、誰もいない部屋でお留守番するあなたの猫にとって、ストレスフリーな快適空間を作ることが大切です。
生活用品として必須グッズを中心に、飼い主であるあなたの予算に合わせて、少しずつ準備してあげるのもよいでしょう。
また、実際に猫と生活していく中で、好みをみつけていくのも楽しいですよ。
一人暮らしでペットを飼うことは、想像以上に大変なこともも多いですが、試行錯誤しながら解決していきましょう。
少し先輩になる私のサイトが、少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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